自然竹林の孟宗竹から抽出した竹酢液 - 農薬や殺虫剤の使用を避けたい方に - 近江通商株式会社

竹酢液

竹酢液(静置竹酢液)

竹酢液

目 次

竹酢液の特徴と種類

竹酢液の特徴

  • 燻製の香りである燻臭と、酢酸の強いニオイがします。
  • 成分は水と有機酸を中心とする有機化合物で、200種類以上のポリフェノール類や酢酸、蟻酸、アルコール類などの化学物質が含まれています。
  • PH値は2.5~3.5の強酸性を示します。
  • 酸性の成分を多く含んでいるので木酢液よりも酸度が高く、より殺菌力があり病害虫や細菌に有効です。
  • アンモニアや硫黄化合物などの臭い成分を中和またはマスキングして消臭します。

竹酢液の種類

  • 粗竹酢液
    竹を炭化するときに煙突から出るガスを採取し、それを冷却することで液化させたものです。このままでは使用できません。
  • 竹酢液(静置竹酢液)
    採取した粗竹酢液を6ヶ月以上静置するとタールが沈殿した液の層、透明度の高い赤褐色の液の層、ゴミを含んだ液の層の3層に分離します。その中層部の透明な部分を取り出し、ろ過分離したものです。色や濃さは、ビールやワインのように黄褐色または赤褐色で透明感のある綺麗な色です。農業用・工業用のほか、消臭や殺菌・防菌・防虫用として利用が可能です。
  • 蒸留竹酢液
    静置法で取り出した竹酢液を加熱し、沸点の差を利用して不純物を分離、濃縮した高純度の液です。色は透明です。

竹酢液の価格と仕様

大容量:20リットル竹酢液(静置竹酢液)

一般ご家庭、小ロットお取引の農家・事業所様価格
通常販売価格:7,700円/20リットル缶(税込)のところ約14%オフの

通販価格:6,600円(税込)/20リットル缶

※外箱に変形があります。ご注文に際しご理解をお願いします。

送料(税込)

一般ご家庭、小ロット取引の事業所様
1.全国一律送料 990円/缶
 6缶以上のご購入で全国一律送料は無料
 ただし、一般ご家庭への配送については有料となる場合があります
 
2.追加送料
 東北・九州地域   440円/缶
 北海道・沖縄地域 1,100円/缶
 離島の方はお問合せください

ポリタンク蓋(キャップ)の開け方

蓋の下に回転防止ストッパー(写真:赤丸)が6カ所ついています。ストッパー蓋を開けるときは、カッターナイフでストッパーを切断してから反時計方向に回してください。なお、蓋は液漏れが生じないように強く締め付けていますので、口径(直径)約70mm対応のプライヤ(コンビネーションプライヤ)を使って回してください。

竹酢液ポリタンク開け方
竹酢液

チラシ・カタログの必要な方は、下のボタンを押してご利用ください(PDF形式のファイル)

竹酢液
商品の仕様

ポリエチレン缶20リットル竹酢液(静置竹酢液)
原産地:中国浙江省

弊社の竹酢液は、技術者の管理のもとで製造加工を行い、高品質で安全安心な商品として適正価格で販売させていただいています。自然竹林の孟宗竹から抽出した竹酢液ですので安心してご利用ください。
「有機JAS規格適合資材証明書(購入資材)の竹酢液製造工程表」の必要な事業者様はお申し出ください。

ご注文・お支払方法、納期

ご注文方法

お支払方法

①クレジッドカード払い(キャッシュレス決済)
Yahoo!ショッピングのロゴマークをクリックして、近江通商Yahoo!店でご注文をお願いします。

②銀行振込み(前金払い)
近江通商Yahoo!店 または メール・電話・FAXにより近江通商まで直接ご注文をお願いします。振り込み手数料はお客様のご負担とさせて頂きます。
〇滋賀銀行新旭支店(シガギンコウ シンアサヒシテン)
 普通預金 394573
 近江通商株式会社(オウミツウショウ カブシキガイシャ)
〇ゆうちょ銀行(ゆうちょ銀行からの振込)
 記号 14680
 番号 22332041
 オウミツウショウ(カ

③代金引換え
お電話・FAX・メールにより近江通商まで直接ご注文をお願いします。
日本郵便「ゆうパック」着払いで発送させていただきます。
上記の送料に集金手数料等が440円(税込)がプラスされます。
※配達時間帯(受取り時間)希望サービスがございますのでお選びください。

午前午前中
午後①12時頃~14時頃
午後②14時頃~16時頃
夕方16時頃~18時頃
夜間①18時頃~20時頃
夜間②19時頃~21時頃
夜間③20時頃~21時頃
天候や交通事情等によりご希望の時間帯配達ができない場合があります

納期について

原則としてご注文(または入金確認後)の翌営業日に発送いたします。
納品日についてご希望のある方は、発注前にご連絡をお願いします。
土曜日、日曜日、祝日、お盆、年末年始など、休業日の発送業務はお休みです。

蒸留竹酢液(500ml)の価格と仕様

株式会社野村隆哉研究所で蒸留された蒸留竹酢液です。不純物を取り除いた より安全安心な商品です。ガラス瓶に500ml(0.5リットル)が入っています。研究所のご厚意で特別に販売させていただきます。

蒸留竹酢液

通販特価:3,300円(税込)/500mlガラス瓶

※申し訳ございません。ただいま在庫切れです。

送料について

ゆうパック着払いにて全国配達します
送料は1,100円/500ml。2本まで同一料金です。
北海道は+770円、沖縄は+550円

竹酢液の使い道と効果

竹酢液は、用途に応じて10倍~1,000倍に薄めて使います。原液のままで使用することはありません。 

  • 有機農法、減農薬・減化学肥料農法に!
    • 竹炭と竹酢液で地力増進、連作障害対策に
    • 土壌の透水性や保水性の向上に
    • 作物の品質と収穫量の向上に
    • 昔から殺菌・防菌、さらに野ネズミ、モグラ、ムカデ、山ヒルなど虫獣の忌避用(虫除け)として広く利用されています。 農薬や殺虫剤の使用を避けたい方にはピッタリです。
  • 畜産農家に!
    • 畜舎・鶏舎の消臭
      竹酢液はアンモニアや硫黄化合物など、臭いの成分を中和またはマスキング(包みかくす)と呼ばれる化学的な作用で悪臭のしない物質に変化させて消臭します。畜舎・鶏舎の糞尿処理場や汲取り式トイレの手軽な消臭材として広く用いられています。
    • 飼料に添加
      竹酢液を粉炭(土壌改良竹炭・竹炭パウダー)に吸着させたものを家畜に飼料として与えると、その排泄物の臭いは気にならなくなるという実験結果が多数あります。
      また、ニワトリに食べさせると卵の殻が強くなり、卵黄の生臭みが消えてコクのある風味がでることや、豚や牛に食べさせると味がよく肉のしまりが良くなることが畜産農家で実証されています。
  • 悪臭対策に!
    • 生ゴミ、ゴミ収集車の消臭に
      夏のゴミ収集は、猛暑に加えて生ゴミの臭いがプラスされ大変です。竹酢液を生ゴミやゴミ収集車(パッカー車)にスプレーすると、瞬時に悪臭が消えていきます。
    • ペットの臭い、ダニ・ノミ対策に
      竹酢液をペットの臭いのもとにスプレーをすると、あっという間に臭いが消えていきます。また、ペットにスプレーをしてブラッシングしておくと、ペットはダニ・ノミ知らずです。
  • 住いや施設の細菌・ウィルス対策に!
    • 竹酢液を20倍程度に薄めてスプレーすることで、竹酢液のアルコール成分が殺菌・消毒の働きをします。
  • ゴルフ場の防除に!

林野庁も竹酢液の効果を発信

木材を炭化する際の煙から採取した木酢液や竹酢液(木酢液等)は、その主成分である酢酸のほかに約200種以上の成分を含んでいます。これらの成分の中には、殺菌作用のあるものや、土壌の中の有用な微生物を増殖させる働きをするものが含まれ、特に有機農業の分野で注目されています。 
木酢液等は、土壌改良資材としての利用や、養豚・養鶏場などの畜舎、犬小屋、家庭ごみなどの消臭用、入浴剤としての利用のほか、木酢液を蒸留・精製したくん液は、食品添加剤としてハム・ソーセージなどの食品加工にも利用されています。
また、関係団体は、品質や成分のばらつきのない安全な木酢液等を提供できるよう認証協議会を設置し、規格の統一と認証システムの運用を進めているところです。
林野庁ホームページ:林政部経営課特用林産対策室

さらに詳しい情報は、下段の「竹酢液の使い方」をご覧ください。

竹酢液の使い方

引用文献:竹炭・竹酢液のつくり方と使い方

園芸に利用

竹酢液を500~1000倍に薄めて葉面散布または土壌潅注します。害虫や病害菌の発生を抑え、土の有用な微生物を繁殖させ植物の成長を助けます。

農作物に利用

竹酢液の農作物への利用法として、葉面散布、株元灌注、土壌への直接施用、粉炭に吸着させての土壌への施用が行われています。堆肥への利用にも効果があります。
ネコブセンチュウやウドンコ病菌など病害虫に対しては、土壌に直接竹酢液を散布(混入)し、強い酸で悪い菌を殺菌します。その後、竹酢液の有機酸は分解され、作物の根の成長を助け、土中の環境を整えて有用な微生物の活動をしやすくするなど良質な土壌づくりの役割を果たします。

土壌改良に利用

土壌改良を目的に使用する場合は、土壌改良竹炭に約20%の割合で10倍に薄めた竹酢液を混ぜると効果的です。竹炭の土壌改良作用に加え、竹酢液にも作物の根の発育を促進させるホルモン的な作用があります。
土壌改良竹炭と竹酢液の利用例は、水田・露地栽培・ハウス栽培・果実栽培・茶の栽培・植物園などへと広まっています。
土壌を改良して地力を高め連作障害を防ぐ効果、作物の成長・発根を促進させる効果、果実の糖分を増し、風味・色・ツヤを良くする効果などが認知されています。

家畜に利用

家畜(鶏・豚・牛など)の糞尿には、竹酢液を300~500倍に薄めて散布すると、臭いが少なくなり堆肥化するときに発酵がよく促進されます。
また、飼料に0.1~1%の割合で竹酢液を混ぜて与えると、家畜の糞尿の臭いが少なくなり、食欲が増し、成育状態が良くなり、質が向上することが報告されています。竹酢液は善玉菌を増殖し、腸の健康増進に有効な働きをするといわれています。

ペットに利用

竹酢液の消臭・消炎効果は抜群!
竹酢液は、バクテリアを元気にしながら消臭効果を発揮します。可愛いペットもダニ・ノミ知らずです。

堆肥づくり・生ゴミの発酵促進

堆肥に50~300倍に薄めて混ぜます。臭いを中和・分解し、竹酢液の有効成分が微生物のエサとなり発酵を促進させます。

虫獣の忌避用

竹酢液には独自のこげくさい刺激臭があります。この燻臭が虫類や小動物に火を連想させ、本能的に避けようとする習性があることはよく知られています。忌避用に使う竹酢液は、臭いが残っていれば何万倍に薄めても有効で、ブロッコリーの栽培などでもコナガ(蛾)がたかるのを防ぐのに使われています。

ゴルフ場の防除

竹酢液をゴルフコースの土壌に添加すると、芝草の病原菌であるリゾクトニヤ菌やピシウム菌の生育をおさえ、芝草を病原菌から守るトリコデルマ菌が増殖する。竹酢液を使ってゴルフコースの土壌殺菌をおこなう場合は、100倍くらいに薄めた液を数回に分けて散布すると枯れずに安全である。葉面散布の場合は500~1000倍に薄めたものを、また芝草を生育中の土壌には200~300倍に薄めた竹酢液を粉炭に含ませて使用すると、一層効果的である。

病害虫防除施用法

竹酢液を農作物などの病害虫防除に利用する場合は、水で希釈して使用します。農作物への農薬的な使用に際しては、気候、地力、履歴、管理方法などによって育てられた環境との関係から、先ずは小面積で試行されてから利用してください。

作物病害虫施用法
トマトセンチュウ50倍液を株元へ灌注
ウイルス200倍液を1週間おきに散布
根腐れ病竹酢液+パンの耳+モミガラ燻炭の植穴施用
ネコブセンチュウ100-200倍液の株元灌注
キュウリネコブセンチュウ100-200倍液の株元灌注
ウドンコ病・ベト病ニンニク入り200倍液の葉面散布
オンシツコナジラミドクダミ入り200倍液の葉面散布
灰色カビ病・ウドンコ病活性炭+300倍液を施用
ナス灰色カビ病・ウドンコ病活性炭+300倍液を施用
青枯病有機液肥に混ぜて月1-2回灌注
ダニドクダミ入り竹酢液を施用
ピーマンセンチュウ1,500-2,000倍液を灌水代わりに3回散布
メロンネコブセンチュウ竹酢液+粉炭を作付前に施用
アブラムシ竹酢液+粉炭で忌避効果
イチゴメセンチュウ100-200倍液の散布
ハクサイネコブセンチュウ竹酢入りの半生堆肥施用
軟腐病・灰色カビ病200倍液を5日おきに3回散布
キャベツネコブセンチュウ竹酢入りの半生堆肥施用
ベト病・コナガ農薬+竹酢液200-300倍液を10-15日間隔で散布
軟腐病・灰色カビ病200倍液を5日おきに3回散布
軟弱葉もの立枯病キトサン+竹酢液200倍液を土の表面へ散布
サツマイモネコブセンチュウ100-200倍液20L+硫酸カリ10-20gの株元灌注
ビート立枯病20倍液の土壌灌注
コムギ高萎縮病4-8倍液の散布で不活性化
オオムギ高萎縮病4-8倍液の散布で不活性化
リンゴ腐乱病50倍液を1週間おきに2回散布。ペースト塗布
ブドウウドンコ病・ダニ50倍液の散布
ナシ紋羽病根を掘りあげて灌注
キク(菊)白サビ病200平方メートルに約50Lを施用
針葉樹苗立枯病原液8L/平方メートル施用
樹木・観葉植物カイガラムシ200倍液を2-3回散布

引用文献:竹炭・竹酢液のつくり方と使い方
第4章 竹酢液のつくり方と使い方
監修:岸本定吉    著者:池嶋庸元
出版社:社団法人 農山漁村文化協会

農薬的な使用に際しては、ご使用になる環境がそれぞれ異なることから、小面積で試されてから使用してください。

ウィルス対策

2020年1月から始まった新型コロナウイルス対策として、野村隆哉氏(前京都大学木質科学研究所、野村隆哉研究所主宰)が発表された記事です。下記のPDFファイルをご覧ください。

竹酢液の一般特性

精製竹酢液の一般的な成分と物性

成 分含有量・物性
酢 酸3,200ppm
メタノール230ppm
プロピオン酸200ppm
フェノール64ppm2
グアヤコール40ppm
フルフラール22ppm
pH3.1
比重1.0005

竹炭・竹酢液普及会資料
(財)日本食品分析センター調べ

微量成分は酸類・フェノール類・中性物質類・カルボニル類・塩基性成分などに分かれ、その数は200種類以上に及びます。