なぜ床下に湿気が溜まるの? そして・・・

木造住宅を支える基礎は、布基礎コンクリート(床下が土)やベタ基礎(防湿仕様)、独立基礎などがあります。しかし、どの基礎であっても木造住宅の床下は地面に近く、湿気が溜まりやすい構造になっています。

宝物を湿気から守るために建てられた東大寺の正倉院は2.7mと高床ですが、現代の木造住宅の大半は地盤から45cmと極端に低床です。併せて、床下はコンクリート壁で部屋のように間仕切りされた狭い空間になっています。その結果、床下の空気はほとんど流れず、湿気が溜まりやすくなっています。

また、住宅密集地やブロック塀などで囲まれた土地や周囲よりも低い土地に建てられた住宅は、建物全体の風通しが悪いことから床下の湿気は更に高くなります。他にも、床下に結露が発生しやすい最近の住宅事情があります。

床下の湿気を放置すると湿気は床材を通して収納や部屋の中へ、また床下から壁の中を通って2階へと上がり、やがて家中が湿気に覆われます。玄関に入ると「何となく湿気臭いなあ」というお家がありますが、多くは床下の湿気が原因です。エアコンでは一時しのぎですし、床下換気扇も一筋の風道は出来ますが四隅の湿気は溜まったままです。

また、床下は湿気が溜まりやすいだけでなく、一度溜まると抜けにくいのも特徴です。そのままにしておくと湿気臭だけでなく、カビが発生し、建物と暮らす人の健康にも悪い影響を与えます。

湿気の少ない健全な床下環境であれば、木造住宅は法定耐用年数の22年を超えて、30年、40年、50年と問題なく住み続けることができますが、床下の湿気が高いと約10年で床や構造材の修繕が必要となります。

玄関に入るとジメジメと感じる、何となく臭いがする、収納や部屋にカビが発生する、湿気を好む害虫が多い、羽蟻やシロアリが・・・。このような事態になる前に早く対策を行いましょう。
床下の湿気対策に詳しい近江通商の建築士が「竹炭パワーで快適な住まいづくりを解説」しています。是非、ご一読ください。