古民家再生の現場で①:古民家特有の湿気臭も竹炭が解決します - 近江通商株式会社

古民家再生の現場で①:古民家特有の湿気臭も竹炭が解決します

最近、若い人たちに人気の古民家ですが、妻の実家も「ゲストハウスに使いたい」と知合いのH君が購入してくれました。「駅に近いから」という理由です。築100年以上の古民家ですから修繕が必要な個所が多くありました。屋根と庭は私の方で対応しましたが、H君は器用にコツコツとリフォームを進めています。

床下の湿気の原因はブロック塀と雨仕舞

まだ暑い日でしたが、畳をあげて床板を外すと古民家特有の湿気臭が漂っていました。土が湿っている臭いです。その湿気により束が腐食していたので交換することに。そして大引も洋室にするために全て新しい材と入れ替えられました。この後、電気配線工事を行ってから防湿シートを敷いて敷炭を行う予定です。湿気の主な原因は、床下の風通しを阻害するブロック塀と雨仕舞です。今後はブロック塀の撤去と雨水排水を考えなければなりません。

昔の家は古材を使うのがあたり前だった

戦前の建物は古材を再利用することが「あたり前」で、妻の実家も床組み材(大引も根太も束も)は全てその昔の材が使われていました。リユースがあたり前の時代だったのです。(続く)