床下の無料調査は積極的に受けましょう!
春になると「羽アリを見たらシロアリに注意!」という広告をよく見かけます。私の暮らす地域では、JAさんとシロアリ事業者さんが提携して新聞折り込みを入れます。その後まもなくすると、シロアリ業者さんが床下の無料調査をしませんか?と訪問してきますので、我家では積極的に「はい」と答えて調査をしていただきます。無料で調査をしてくれるのですから良い機会だと思います。もちろん、我家の床下は問題がないので「大丈夫です。シロアリの被害もありません」と報告して帰られます。でも、「シロアリの被害がありました、カビが発生しています・・・・・」と報告を受けると凄く気になります。その時は、現場や写真による説明をシッカリと聞いて確認しましょう。
シロアリの被害「食害」が確認されたら
「シロアリの被害がありました、カビが発生しています、木材の水分率が高いから将来が心配です・・・」となった時は、可能であれば一緒に床下に潜り確認してください。床下に潜ることができなければ、画像や測定器の数値で確認しましょう。調査会社によっては、報告書を提出してくれる場合がありますので、セカンドオピニオンを受ける時の参考資料にしましょう。
さて問題はここからです。調査会社さんからシロアリ駆除や防除、床下調湿材や床下換気扇の設置が提案されます。おそらく高額です。ご自身で判断できるときは問題ないですが、さてどうしたものか?とお悩みでしたらセカンドオピニオンがお勧めです。近江通商の建築士は無料で相談に応じています。相談時には、こちらからの営業は行いませんので安心してください。
先ずはシロアリ駆除を
シロアリが発見されて被害(食害)があるのなら、やはり確実な駆除が必要となります。可能な限り安全な薬剤を使ってください。併せて床構造材の修繕と今後のシロアリ対策を行ってください。その時「シロアリ被害を受ける前に対策を行っておけば・・・」と悔やまれることでしょう。そうです!駆除のあと、再びシロアリの被害が発生しないように床下湿気対策をシッカリと行うことが重要です。何度もお伝えしますが、シロアリ対策は床下の湿気対策が決め手です。床下の湿気が高いとシロアリの被害は必ず再発します。対策をしなければ数年後に再び被害を受けることになります。また、建物周辺の環境を改善することもシロアリ対策です。庭やブロック塀、フラワーポットなどで風通し(床下への通気)が悪くなっていないでしょうか?敷地全体をチェックすることも忘れないでください。
シロアリ対策は床下の湿気対策! 決め手は竹炭です
シロアリの侵入を防ぐための床下湿気対策には、床下調湿材や床下換気扇の設置がありますが、私がお勧めするのは、やはり半永久的に調湿効果が持続する竹炭です。なぜシロアリ対策に竹炭なのか?ここでは長文となるので、詳しくお知りになりたい方は是非「床下調湿竹炭」をご覧ください。シッカリと説明させていただいていますので読んでいただくと嬉しいです。
ところで、セカンドオピニオンで多いのは価格の相談です。「床下調湿材で竹炭を勧められたが高額で驚いている。近江通商の2~3倍の価格提示があった。近江通商の竹炭は何故安いのか?」との内容です。その答えは「竹炭の専門商社で輸入卸をしているからです」と説明しています。多くの事業所様に竹炭の輸入卸しているから可能な価格なのです。一般ご家庭の方でも事業者様を通してお安くお求めいただくことが可能ですので、お気軽に近江通商までお問合せください。
参考:シロアリによる食害を受けると
シロアリによる食害を受けると、建築の構造に重大な問題が発生します。阪神淡路大震災時に倒壊した家屋の90%以上にシロアリの食害があった、という調査結果が公表されました。耐震等級3といった高性能な住宅でも、シロアリの被害を受ければ性能は大きくダウンします。健全な床下環境における木材の含水率は15%程度です。18%を超えると注意、20%を超えるとカビが発生するなど不健全な状態といえます。部屋が湿気臭い、カビが発生している、床がミシミシと音をたてる。羽アリが飛んでいる・・・は注意が必要ですので、やはり専門家と一緒に調べてみましょう。
床下に竹炭を敷くと、四季を通して床下の温度と湿度を調整しながら結露とカビによる木材の腐食を防ぎ、結果として害虫やシロアリが生息できない環境をつくります。竹炭の詳しい説明は、今後のブログでも書いていきたいと思います。