以前に、床下湿気対策として敷炭をさせていただいたご高齢者からの依頼でした。
床下の湿気問題が解決した築60年以上の住宅です。南面が礎石基礎なので庭と床下に仕切りがなく、いろんな生き物が自由に出入りが可能で、棲みついても不思議ではありません。周囲の住宅が布基礎やベタ基礎の家に建て替わってきたので、ここにネコやイタチがくるようになったのでしょう。
再度、家の外周調査を行い「メッシュタイプの金網防虫網」を張ることにしました。簡単な仕事内容なのですが床下の作業となると大変です。先ずは、庭側から1ｍほど床下に入って地面をスコップで掘り下げます。続いて、金網の上部をタッカーで土台に打ち付け、金網の下部は高さを調整して折り曲げてから土を戻します。最後に、胴縁を打ち付けて終了です。約10ｍの長さを3時間かけて行いました。
併せて、地窓（床下換気口）にはステンレス製の網を設置して対策は完了しました。ネコもイタチも入る隙間は無くなりました。
他には、開け閉めがスムーズでなかったガラス戸や雨戸の建付けを調整して喜んでいただくことができました。高齢者世帯が増えてきた地域では「小さな仕事」が増えてきています。ありがとうございます。