シロアリが怖い理由は、木造建築の構造に甚大な被害を与えるから! でも、日本には昔から「床下に炭」という里山文化があります - 近江通商株式会社

シロアリが怖い理由は、木造建築の構造に甚大な被害を与えるから! でも、日本には昔から「床下に炭」という里山文化があります

シロアリは日本のほぼ全域で生息が確認されています。シロアリは湿った環境を好み、主に床下に棲みつき、木材を栄養源としています。木造住宅の大敵は今も昔も床下の湿気とシロアリなのです。でも、日本には昔から「床下に炭」という里山文化があります。これは先人の知恵と技であり、今も由緒ある神社仏閣や旧家を守っています。
炭の中でも竹炭は、消臭・調湿、化学物質吸着など生活環境改善機能に優れています。建築用調湿材「床下調湿竹炭」を床下に敷くと、四季を通して床下の温度と湿度を調整しながら結露とカビによる木材の腐食を防ぎ、結果としてシロアリが生息できない環境をつくります。そして何より嬉しいのは、竹炭は自然素材で人に優しい安全・安心な商品なのです。

二種類のシロアリ「ヤマトシロアリとイエシロアリ」

イエシロアリは木造住宅に甚大な被害を与える最強のシロアリです

日本には、主にヤマトシロアリとイエシロアリが生息していますが、どちらも木造建築に侵入を許してはならないシロアリです。ヤマトシロアリは日本のほぼ全域で生息が確認されている日本固有のシロアリで、比較的小集団で分散して生活しています。
イエシロアリは千葉県房総半島あたりを北限とし、九州までの太平洋沿岸の温暖な地域を好み、一つの集団で100万頭にもなるといわれています。ヤマトシロアリと比べると圧倒的に頭数が多く、食べるエサの量も多いので食害のスピードが速く、被害は大きくなります。またイエシロアリは水を運ぶ能力が高くて活動範囲が広く、乾いた木材も湿らせて食べていきます。木造住宅に甚大な被害を与える最強のシロアリです。
三種類目のアメリカカンザイシロアリは輸入木材から見つかった外来種で各地に点在しています。乾燥した木材を食べる厄介な性質を持っているとのことですが、詳しい状況はわかっていません。

シロアリによる食害を受けると地震で倒壊する確率が上がる

基礎断熱工法や高気密・高断熱住宅も注意が必要です

シロアリの食害状況
木造建築の構造に重大な問題が発生

シロアリによる食害(被害)を受けると、建築の構造に重大な問題が発生します。阪神淡路大震災時に「倒壊した家屋の90%以上にシロアリの食害があった」という調査結果が公表されました。
またシロアリは気温が高くなると活発に活動します。いま木造住宅の主流となりつつある基礎断熱工法や高気密・高断熱住宅は、建物を魔法瓶のように包むので冬場も温かく、シロアリは活発に活動する可能性があるので注意が必要です。耐震等級3といった高性能な住宅でも、シロアリの被害を受ければ性能は大きくダウンします。健全な床下環境における木材の含水率は15%未満ですが、18%を超えると注意、20%を超えるとカビが発生するなど不健全な状態といえます。

新築なのにカビが発生!シロアリの被害も

「新築なのにカビが発生! 何故ですか?」というご相談があります。その多くの原因は、ベタ基礎(生コンクリートを大量に使う基礎コンクリート)が乾燥するまでに住宅が完成してしまうからです。一部の建築関係者の中には、「防湿仕様のベタ基礎だから湿気対策は必要ありません」と説明される方がおられます。これは大きな間違いです。コンクリートの乾燥には2年という長い期間が必要ですが、住宅は数ケ月から半年ほどで完成してしまいます。このため、入居後に部屋や収納スペースの湿気が急上昇! カビが発生するというものです。床下の換気機能が著しく低下した近年では、新築から僅か3年でシロアリの被害が確認された事例があります。
部屋が湿気臭い、カビが発生している、床がミシミシと音をたてる、羽アリが飛んでいる、ご近所がシロアリの被害に・・・は注意が必要ですので専門家と一緒に調べてみましょう。

「床下に炭」で守られてきた日本の建築

炭の孔が生み出すパワーが木造住宅と暮らす人の健康を守ります

そこで、長年にわたり木造建築の湿気対策に取組んでいる近江通商の二級級建築士:堀久好がお勧めするのが建築用調湿材「床下調湿竹炭」です。日本には昔から「床下に炭」で建築を守ってきた里山文化があります。世界最古の木造建築である法隆寺や神社、歴史ある旧家には、床下に炭が敷きつめられていることが知られています。その敷炭された区域にシロアリの被害がない事実を見て知った時、先人の知恵と技、そして炭のパワーに“はっと”気づかされました。

燃料は木炭(備長炭)、消臭・調湿・化学物質吸着は竹炭

炭は一般的に木炭(備長炭)と竹炭が知られています。近江通商では木炭も竹炭も販売していますが、それぞれを比較すると燃料としては木炭(備長炭)が圧倒的に優れています。しかし消臭・調湿、化学物質吸着といった生活環境を改善する機能は竹炭の方が圧倒的に優れています。その理由は炭の孔です。竹炭1gでその比表面積は700㎡あるといわれています。これは木炭の約3倍の数値です。この竹炭の孔が消臭・調湿、化学物質吸着に素晴らしい効果を発揮するのです。(写真は、日本竹炭竹酢液協会「竹炭・竹酢液Vol.3」P28より転写させていただきました)

竹炭パワーの源:竹炭の孔

床下湿気対策に有効な床下調湿竹炭は自然素材で安全・安心な商品です

竹炭の調湿効果は半永久的に続くので交換は不要です

建築用調湿材「床下調湿竹炭」:敷設状況写真

建築用調湿材「床下調湿竹炭」は、薬剤のようにシロアリを駆除するものではありません。また、除湿機や床下換気扇のように電気エネルギーを使って強制的に除湿するものでもありません。適正な使用量と設置により、竹炭の持つパワーが四季を通して床下の温度と湿度を調整しながら結露とカビによる木材の腐食を防ぎ、結果として害虫やシロアリが生息できない環境をつくります。
1年を通して床下の湿気が85%以下であればカビやダニなど害虫は激減するとともに、木造住宅の耐久性は格段に高まります。しかも竹炭の調湿効果は半永久的に続くので交換の必要もありません。ある警備保障会社のホームページには、“竹炭は劣化しやすく交換が必要”といった誤った情報が掲載されています。このような誹謗中傷的な情報には注意が必要です。

竹炭は暮らす人にやさしい安全・安心な自然素材です

そして更に竹炭の持つ消臭・吸着力により、部屋の嫌な臭いや建材・家具に含まれるホルムアルデヒドといった有害な化学物質も吸着してくれます。床下に竹炭を敷くことで薬剤を使ったシロアリ駆除や防除、床下換気扇も必要なくなります。暮らす人の健康にやさしく、電気代やメンテナンスも将来にわたり一切不要!というのが大きな魅力です。竹炭は安全・安心な自然素材です。

近江通商の竹炭に寄せられたお客様の声

近江通商は、竹炭の輸入卸売・通信販売をおこなう竹炭専門の商社です。室内消臭竹炭床下調湿竹炭は、2000年(平成12年)2月の創業以来の主力商品として、多くの工務店様やシロアリ事業者様、そして一般ご家庭の皆様にご購入をいただいています。
これまで嬉しいお客様の声をいただいてきましたが、今回は2018年(平成30年)6月末に開設した近江通商Yahoo!店(旧名:近江里山ストア)でご購入いただいたお客様の声を原文のまま掲載させていただきました。ご覧いただければ幸いです。